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チョコレートを食べると血圧が下がる?チョコレートの効果と注意点を解説

2023年11月30日

チョコレートを食べると血圧が下がるという話しを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

甘くておいしく、誰もが好物とするチョコレートが、血圧を下げる働きがあるということはなんともうれしいことです。

しかし、チョコレートは本当に血圧低下の効果があるのでしょうか。
実際のところはどうなのか、疑問を感じてしまいますね。

そこでこの記事では、チョコレートと血圧の関連や、チョコレートを食べる際に注意すべき点などを解説しています。

チョコレートを食べると血圧が下がる?チョコレートの効果と注意点を解説

チョコレートで血圧が下がる理由

チョコレートには「カカオポリフェノール」という物質が含まれています。

カカオポリフェノールは、カカオ豆に含まれ、血管を拡張すると同時に血管の炎症を抑える働きがあります。
そのため、血流が詰まることがなくスムーズに流れ、血圧が下がるのです。

血圧低下以外の健康効果

血圧を下げること以外にも、チョコレートには以下の健康効果があります。

①老化の防止

カカオ豆に含まれるポリフェノールには抗酸化作用もあり、「活性酸素」を抑制・除去することによって老化の防止が可能です。

活性酸素が体内で過剰に発生すると、酸化ストレスが蓄積されます。

酸化ストレスは、細胞を損傷し老化を早め、脂質を酸化することで血管を狭くするといった悪影響をもたらします。

②便秘の解消

豊富にチョコレートに含まれる食物繊維によって、便秘を解消します。

③免疫力アップ

カカオポリフェノールは、抗酸化作用があるファイトケミカルの一種とされています。
ファイトケミカルとは、植物が自身を保護するための色素や香りの成分のことですが、免疫力を高める働きがあります。

また、免疫細胞であるナチュラルキラー細胞を活性化し、インフルエンザといった感染症の予防が可能です。

④その他

さらに、カカオに含まれるカテキンによって以下の効果があります。

・抗酸化力を高める
・抗ウイルス力を高める
・殺菌・抗菌力を高める
・コレステロールを下げる
・血糖値を下げる
・肥満を抑制する
・虫歯をなくす

チョコレートを食べる際の注意点

どんなチョコレートもよいというわけではありません。
以下の点に注意してチョコレートを選びましょう。

①成分が70パーセント以上のチョコレートを食べる

カカオの成分が70パーセント以上の「高カカオ」チョコレートでなければ血圧低下は期待できません。
また、カカオマスが使用されていなければ、カカオポリフェノールがない点も注意が必要です。

なお、高カカオのチョコレートを食べるタイミングとしては、食後や間食よりも、食前・食事前に食べる方が、食事から得られる糖質の吸収を抑えるのでおすすめです。

②食べ過ぎない

カカオ成分を多く含む高カカオチョコレートは脂質が多いため、以下のように高カロリーになります。

・高カカオチョコレートの場合:100グラムあたり脂質:52.5グラム、カロリー:645キロカロリー
・普通のチョコレートの場合: 脂質:100グラムあたり34.2グラム、カロリー:562キロカロリー

高カカオチョコレートは食べ過ぎると、肥満になりやすいという点がデメリットです。
そのほかにも、体重増加や動脈硬化、糖尿病、めまい、不眠症、吐き気、精神不安定などのリスクもあります。

一日につきおおむね25グラムを目安として食べるとよいでしょう。

チョコレートの表示

一般的なチョコレートのカカオの割合は、30〜40パーセントであり、健康や美容に効果がある「ハイカカオチョコレート」は70パーセント以上とされています。
最近では、「70パーセント」「86パーセント」「99パーセント」のカカオの含有量のチョコレートも販売されるようになりました。

カカオの割合が40~60パーセントくらいまでのチョコレートが『ビターチョコレート』『ブラックチョコレート』『ダークチョコレート』などと表示され、それ以上のカカオの含有量のチョコレートを、「高カカオチョコレート」、「ハイカカオチョコレート」などと記載されていることが多いようです。

しかし、「ハイカカオ」「高カカオ」などという表示には定義はありません。
そのため、そのような表示にはとらわれず、数字で明確に70パーセント以上と記載されているチョコレートが「高カカオ」であることを意識して買う方が間違いないでしょう。

まとめ

カカオポリフェノールが含まれているチョコレートは、血管が広がることで血圧の低下や血流の改善に効果があることがわかりました。
そのほかにも、チョコレートには免疫力や便秘の改善などの働きもあります。

しかし、高カカオのチョコレートでないと効果がないので、チョコレートを購入する時は注意しましょう。

また、チョコレートはカロリーが高いため、食べ過ぎると肥満などの原因となりますので、1日の摂取量にも注意する必要があります。

最近の日本では、高カカオのチョコレートも店頭に並ぶようになりました。
しかし、まだ日本では欧米のようにチョコレートを食べる習慣がありません。

健康レベルを向上するためにも、食生活の中にチョコレートを毎日食べるといった欧米並みの習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。