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カタラーナとは?プリンやブリュレとの違いも紹介!
2023年08月10日
カタラーナとは?
カタラーナは日本国内で一大旋風を巻き起こしたスイーツとして有名です。しかし、カタラーナがどのようなスイーツか知らない人も多いのではないでしょうか。
まずはじめに、カタラーナがどのようなスイーツなのか歴史や特徴を紹介します。
カタラーナの歴史
カタラーナは、スペインのカタルーニャ地方発祥で、イタリアなどのヨーロッパで人気のスイーツです。お菓子が好きなユダヤ人が、卵と牛乳を組み合わせてカスタードを作ったことが始まりといわれています。
誕生には諸説あり、修道女が司教をもてなすためにプリンを作った結果、失敗してカタラーナが誕生したともいわれています。その後、スペイン全域にカタラーナのレシピが広がりました。
カタラーナは、毎年3月19日の「聖ヨセフの日」に食べられる伝統的なスイーツとして親しまれています。
カタラーナの特徴
カタラーナは、牛乳と卵黄、コーンスターチで作るスイーツです。3つの食材を混ぜ合わせ、最後に表面に砂糖を振り、バーナーで香ばしくあぶって仕上げます。
カタラーナ誕生時はバーナーが存在しなかったため、熱した鉄のコテで仕上げていました。日本では冷凍された状態で販売されていることが多いですが、本来は温かい状態で食べたり、冷蔵庫で固めてから食べるケースが多いようです。
また、キウイやいちごなどのフルーツをトッピングして、アレンジも楽しめます。
プリン・クレームブリュレとの違い
カタラーナはプリンやクレームブリュレと見た目が似ているため、見分けがつかない人も多いのではないでしょうか。
しかし、カタラーナとプリン、クレームブリュレは発祥の地や使用する材料が異なります。ここからは、プリンやクレームブリュレとの違いを解説します。
プリンとの違い
プリンはイギリス発祥のスイーツで、イギリスの船乗りが考えた料理です。プリンと聞けば、甘いスイーツを想像する人も多いですが、もともとは小麦粉や卵、牛乳に加えて肉やソーセージなどを入れて作られていました。
甘いカスタードプリンが誕生したのは、18~19世紀のフランスです。その後、江戸時代後期~明治時代初期にプリンが日本に伝わりました。
プリンは卵や牛乳で作った卵液を型に流し込み、蒸して調理します。プリンは、カタラーナのように砂糖をあぶってキャラメリゼせず、カラメルソースをかけて仕上げます。
クレームブリュレとの違い
クレームブリュレはフランス発祥のスイーツです。カタラーナと同様に表面をバーナーでキャラメリゼしていますが、使用する材料が異なります。
カタラーナにはコーンスターチが使用されていますが、クレームブリュレはコーンスターチではなく主に生クリームを使用しています。
クレームブリュレの香り付けにはバニラが使用されることが多く、濃厚な味わいが特徴です。見た目が似ていますが、発祥の地や材料は異なっています。
カタラーナはどこで買える?
カタラーナは洋菓子店だけではなく、ファミリーレストランなどの飲食店のデザートとして提供されています。
また、コンビニやスーパーでも販売されていることがあります。日本では冷凍された状態で販売されていることが多いため、近くに洋菓子店などがない場合はECサイトなどでも購入できます。
カタラーナの作り方
近くにカタラーナが販売されていない場合は、自宅で作って見ても良いでしょう。必要な材料は、以下の通りです。
・生クリーム100ml
・砂糖20g
・卵黄1個
・バニラエッセンス適量
・グラニュー糖
まず、鍋に生クリームとバニラエッセンスを入れて、中火で加熱します。焦げないようにゴムベラで混ぜながら加熱し、沸騰直前まで温めて粗熱をとりましょう。
ボウルに卵黄と卵を入れて、白っぽくなるまで泡だて器で混ぜ合わせます。茶こしを使用して粗熱をとった生クリームを数回に分けて加えます。
容器に流し込み、150℃に予熱したオーブンで30分湯煎焼きにします。粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし、表面にグラニュー糖をまぶしてください。最後にバーナーで焼き色をつけたら完成です。
おわりに
カタラーナとはどのような食べ物なのか詳しく紹介しました。
クレームブリュレやプリンは、カタラーナと間違われることが多いですが、発祥の地や使用される材料が異なります。
カタラーナは自宅でも簡単に作れるため、自宅でスペインの伝統的なスイーツを楽しみましょう。