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カタラーナとプリンの違いとは?お菓子の作り方やお菓子をご紹介
2023年12月28日
おしゃれな洋菓子の中にカタラーナがあります。
カタラーナといえば、なんとなくプリンに似ていると誰しも1度は思ったことがあるはずです。
しかし、その違いが何か、はっきりとわかる人は少ないのではないでしょうか。
カタラーナとプリンの原料はほぼ同じですが、少し違った洋菓子です。
この記事では、カタラーナとプリンの違いについて解説します。そのうえで、さらに似た洋菓子であるクリームブリュレについてもご紹介します。
この記事を読んで、カタラーナとプリンについて興味を持ったときには、その味の違いを楽しんでみてください。
カタラーナとは
カタラーナはスペイン発祥のお菓子で、カタルーニャ風クリームという意味があります。
カタルーニャ地方で古くから伝わるお菓子で、正式名称は「クレマ・カタラーナ」です。
特徴は小麦粉を混ぜる点で、プリンやクリームブリュレとは違い、しっとりとした食感が特徴です。
プリンとは
プリンはイギリス発祥のお菓子で、正式名称はプディングといいます。
一般的によく知られているプリンはカスタードプリンですが、中には牛乳プリンなどアレンジを加えたものもあります。
特徴はキャラメルソースをプリンにかける点で、これはカタラーナやクリームブリュレと大きく異なる点です。さらに、材料に薄力粉を使わない点も違いのひとつです。
クリームブリュレとは
クリームブリュレはフランス発祥のお菓子で、「焦がしたクリーム」という意味があります。
その名のとおり、キャラメルソースをバーナーであぶり、キャラメリゼしている点が特徴です。
カタラーナとプリンとクリームブリュレの違い
先ほどご紹介したとおり、カタラーナとプリンとクリームブリュレは、いずれもカスタードとカラメルを使ったお菓子です。
さきほど説明した内容を踏まえて、その違いを表にまとめました。
項目 | 内容 | プリン | クリームブリュレ | カタラーナ |
材料 | 卵 | 全卵 | 卵黄 | 卵黄 |
生クリーム | 使わない | 使う | 使う | |
コーンスターチ(小麦粉) | 使わない | 使わない | 使う | |
作り方 | カラメル | かける | キャラメリゼ | キャラメリゼ |
湯せん | する | する | しない | |
発祥地 | イギリス | フランス | スペイン |
カタラーナとプリンとクリームブリュレの作り方
今回ご紹介しているお菓子の作り方をご紹介します。
どのお菓子も簡単に作れますので、ぜひご家庭で試してみてください。
カタラーナの作り方
カタラーナの材料と作り方は次のとおりです。
材料
卵:2個
牛乳:100ml
砂糖:40g
コーンスターチ:15g
生クリーム:200ml
バニラオイル:2滴
グラニュー糖:60g
作り方
1. 卵、牛乳、砂糖、コーンスターチ、生クリーム、バニラオイルをボールに入れかき混ぜます
2. 混ぜ合わせた生地をカップに流し込み、オーブンで焼きます
3. グラニュー糖60gを水に溶き、鍋で温めてキャラメルソースを作ります
4. オーブンで焼いたカタラーナにキャラメルソースをかけます
5. キャラメルソースをあぶりキャラメリゼします。うまく焦げ目がついたら完成です
プリンの作り方
プリンの材料と作り方は次のとおりです。
材料
卵:2個
砂糖:50g
牛乳:200ml
グラニュー糖:60g
作り方
1. 牛乳を600Wの電子レンジで加熱して温めます
2. 温めた牛乳に卵黄と砂糖50gをボールに入れ湯せんしながらかき混ぜます
3. グラニュー糖60gを30mlの水に溶き鍋で温めキャラメルソースを作ります
4. キャラメルソースをカップに入れます
(後がけの場合は入れなくてよいです)
5. 茶こしを使い生地をカップに流し込みます
6. オーブンの天板にカップを置き、2cmほど水を注いだあと生地を入れたカップを置きます
(オーブンの代わりにフライパンも使えます)
7. カップにキッチンシートをかぶせます
8. 150℃のオーブンで30分ほど蒸し焼きにします
(フライパンの場合、フライパンにふたをして40分ほど弱火にかけます)
9. 30~40分経ったら火を消して1時間ほど置きます
10. 冷えたプリンにキャラメルソースをかけたら完成です
(先にカップに入れた場合はかけずにお召し上がりください)
クリームブリュレの作り方
クリームブリュレの材料と作り方は次のとおりです。
材料
卵:3個
砂糖:35g
生クリーム:200ml
牛乳:40ml
グラニュー糖:60g
バニラエッセンス:6滴
作り方
1. 卵黄と砂糖をボールに入れ、湯せんしながらかき混ぜます
2. 鍋に牛乳と生クリームを入れ、弱火で沸騰するまで温めます
3. 生地に温めた牛乳を入れて、さらにバニラエッセンスを加えてよく混ぜます
4. カップに混ぜ合わせたものを入れ、110℃のオーブンで60分ほど焼きます
5. オーブンで焼いたものの粗熱をとり、1時間ほど冷蔵庫で冷まします
6. グラニュー糖60gを水に溶き鍋で温めキャラメルソースを作ります
7. カップに混ぜ合わせたものを入れ、オーブンで焼きます
8. オーブンで焼いたクリームブリュレにキャラメルソースをかけます
9. キャラメルソースをあぶりキャラメリゼします。焦げ目がうまくついたら完成です
カタラーナとプリンとクリームブリュレのアレンジお菓子
カタラーナとプリンとクリームブリュレはさまざまなアレンジを加えると、さらにおいしく楽しめます。
ここでは、カタラーナ、プリン、クリームブリュレのアレンジお菓子をご紹介します。
カタラーナのアレンジお菓子
カタラーナを作るときに卵黄と小麦粉と砂糖を混ぜ合わせますが、その中にさまざまな食材を混ぜ合わせることで、オリジナルのカタラーナにアレンジできます。
たとえば、搾りたてのオレンジ果汁を加えればオレンジ風カタラーナ、チョコレートソースを加えればチョコレートムース状のカタラーナにアレンジできます。さらに、抹茶を加えれば和風の抹茶風味にも早変わりするのです。
プリンのアレンジお菓子
プリンについても、材料を混ぜ合わせるときにさまざまな食材を混ぜることでアレンジを加えられます。
先ほど説明した牛乳プリンの他にも、抹茶プリンやコーヒープリン、パンプキンプリンなど、私たちが普段よく目にするプリンもオリジナリティのあるものがたくさんあります。
生クリームのトッピングなど、生地以外の部分でもアレンジを加えられるのがプリンの魅力的な部分のひとつです。
クリームブリュレのアレンジお菓子
クリームブリュレは、いちごやカスタードクリームなどいろいろな食材を混ぜ合わせる以外にも意外な物と組み合わせられます。
それは、なんとお米やおもちです。一見すると合わないように思えますが、これが不思議にも合うのです。
そのほかにも、ジャムのようにパンに塗ってみたり、シュークリーム風にアレンジしてみたり、このように楽しみ方はさまざまです。
まとめ
今回は、カタラーナとプリンの違いについて解説しました。
カタラーナとプリンは同じ材料を使用しますが、大きな違いはコーンスターチを混ぜる点と、キャラメルソースをキャラメリゼする点です。
さらに、同じお菓子にはクリームブリュレもあり、私たちはさまざまな食感や味を楽しめます。
こうした違いは発祥地の違いでもあり、それぞれの文化に根づいた特徴を表しています。材料や作り方の違いは少しだけかもしれません。しかし、その奥深さは大きく計り知れないものがあります。
この違いを実際に感じ取るためにも、カタラーナとプリン、そしてクリームブリュレを味わい、食べ比べてみることをおすすめします。
昼下がりにほっと一息入れるときにはぜひカタラーナやプリンを手に取ってみてください。素敵な気分になることに間違いありません。